昨年4月3日に発生した東部沖地震から1年が経過した。東部・花蓮県の景勝地、タロコ(太魯閣)渓谷は地震に加えて、その後の台風や豪雨の被害も受け、現在もハイキングコースや観光スポットが閉鎖されている。タロコ国家公園管理処は、復旧には7年を要すると見込んでいる。
花蓮県政府の統計によれば、2024年に同県を訪れた観光客の人数は延べ約670万人。前年の同1400万人からおよそ半減した。だが内訳を見ると、テーマパークの「遠雄海洋公園」や海沿いの景勝地「七星潭」、市街地にある「東大門夜市」などを訪れる人の数は昨年夏以降、徐々に回復している。