(高雄中央社)米ユナイテッド航空が高雄―成田線の運航を開始し、12日には高雄からの初便が出発した。この日開かれた記念式典で陳其邁(ちんきまい)高雄市長は、米国の主要都市への移動がより便利になったと強調した。
陳市長は、これまで高雄市民が渡米する際、北部・桃園市の桃園国際空港に行き、さらに米サンフランシスコなどで乗り換える必要があり、2日を要していたと指摘。東京は長年、高雄空港利用者に人気の高い海外旅行先の一つだとした上で、高い競争力を持つ路線だとの認識を示した。
高雄市政府は、ユナイテッド航空が高雄の潜在力を見込み、世界の航空需要が回復する中で初めて高雄空港に就航した米国の航空会社だと説明。海外からの旅行者やビジネス交流の増加をもたらし、都市としての世界的な知名度向上につながると期待を寄せている。
同路線は高雄を午前10時25分、成田を午後5時30分に出発する。ビジネスクラス16席を含む乗客166人乗りのボーイング737-800型機で毎日運航される。