(台北中央社)日本統治時代に建設された東部・台東県の旧鉄道機関庫が、レストランに生まれ変わることが16日、運営会社の雲品国際酒店によって発表された。20日にオープンする予定だ。
旧機関庫は1917~19(大正6~8)年に建設された。2001年に移転のため廃止となった台東駅の旧駅舎に隣接し、現在は歴史建築に登録されている。東部に3カ所設置された規模の大きい機関庫のうち、唯一日本式の半木造越屋根が残っている。
機関庫は鉄筋コンクリート造りで、越屋根の両側には窓が付けられ、換気や蒸気の排出ができる構造。床にはピットがあり、レールはセメント柱で支えられ、車両の整備がしやすくなっていた。
レストランでは雲品国際酒店が運営する高級ホテル「パレ・デ・シン」(君品酒店)内の中華料理店「頤宮」ブランドによるスイーツや料理を提供。ローストダックなどが楽しめる。