(桃園中央社)桃園メトロ(MRT)は16日、空港線の利用者数が回復しているのを受け、21日から早朝と深夜の時間帯に列車をそれぞれ1本増発すると発表した。北部・桃園市の桃園国際空港の利用者や通勤客の利便性が向上するとしている。
増発するのは老街渓を午前5時33分に出発する台北駅行きと、午後11時50分に出発する空港第1ターミナル行き。台北駅行きは環北、高鉄桃園と空港ホテル以降の各駅に停車し、空港第1ターミナル行きは各駅停車となる。
桃園メトロによると、空港線の1日当たりの平均利用者数は、2023年に延べ9万210人だったが、今年は6月までに延べ12万6931人に達した。また今年1~5月の桃園空港の利用者のうち40.34%が空港線を利用し、昨年同期比で3.9ポイント増になった。
空港線では今年1月、台北駅を早朝に出発する臨時列車2本を運行し、うち1本は5月から定期化された。桃園メトロは今後も乗客の期待に応え、より便利な公共交通環境を整備したいとしている。