(屏東中央社)農業部(農業省)が農業廃棄物の再利用と循環経済の発展に取り組んでいる。27日には南部・屏東県で収穫後に廃棄されるパイナップルの葉から抽出した繊維をPRする記者会見が開かれ、陳駿季(ちんしゅんき)部長(農相)はパイナップル全体を利用した循環型農業の具体的な成果だと喜びを示した。
第1陣となる100キロの繊維はアパレルメーカーに出荷される。衣服の素材として活用され、製品は日米やベトナムなどに輸出される予定。
陳氏は100キロのパイナップルの繊維から約7500着の衣服を作れると紹介。循環型農業のコンセプトで地球を健康にするとし、パイナップルにとどまらず、今後はより多くの農産品を余すことなく利用できるようにすると語った。