中部・彰化県の国定古跡、鹿港天后宮は13日、公式フェイスブックを更新し、排水設備の改善の必要性を訴えた。同県では8日午前に強い雨が降り、天后宮や参道などに浸水の被害が出ていた。
天后宮は投稿で8日の様子について数時間のうちに街は水びたしになり、民家は浸水し、商店は営業を休止したとした上で、このような光景は鹿港の人々にとって珍しいものではないと説明。地域の排水設備が30年前に設計されたもので、現在の降雨量には不十分だと主張し、下水道の拡張や地下貯水施設の整備など抜本的な改善が必要だとつづった。
これに関連し同県政府水利資源処は、卓栄泰(たくえいたい)行政院長(首相)が11日に被害状況の視察に訪れており、県として卓氏に約7億台湾元(約35億円)の予算支援を求めたと言及した。