(台北中央社)台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の史哲(してつ)董事長(会長)は27日、新型車両導入に向けて、早ければ来年1月にも大規模なダイヤ改正を実施する予定だと明らかにした。台中駅(中部・台中市)以北と混雑時間帯の輸送力増強に力を入れたい考えを示した。
高鉄は、新型車両N700STの導入に向けた準備を進めている。現在は日本で製造が行われており、第1編成は8月に台湾に到着する見通し。営業運転開始は来年7月を予定している。
史氏は同社の株主総会で、1日当たりの利用者数が2007年の開業直後には延べ6万人だったのが年々増加し、今年は23万5千人を上回る見通しだと指摘。混雑時間帯の利用者数が非常に多く、特に毎週金曜日の帰宅時間帯の台北駅は帰省客と通勤客でごった返す問題も挙げ、これらの解決において新型車両の導入は非常に重要だと話した。
その上で、新型車両の導入に向けてダイヤを改正する必要があると説明した。
また、台中以北の輸送力増強に重点を置く一方で、長距離輸送にも力を入れなくてはならないとし、新型車両は停車駅が少ない速達型の列車に優先して投入すると言及。今年2月に運行を始めた台中駅を通過する列車について、乗客の分散効果が表れているため、今後のダイヤ改正の参考にすると述べた。
▽ 25日の大規模輸送障害で謝罪
史氏はこの他、25日に発生した大規模な輸送障害について謝罪した。今後、第三者機関による調査を行い、原因を究明した上で、再発防止に努めたいとした。