東洋のノーベル賞を目指す「唐奨」の運営団体、唐奨教育基金会は16日、第7回バイオ医薬賞の受賞者に、米国立がん研究所のスティーブン・ローゼンバーグ氏、米コロンビア大教授のミシェル・サデラン氏、米ペンシルベニア大医学大学院教授のカール・ジューン氏の3氏を選んだと発表した。患者自身の免疫細胞を強化してがん細胞を攻撃する「CAR-T細胞療法」の道を切り開き、がん治療における「生きた薬」の新時代をもたらした功績を評価した。
ローゼンバーグ氏は1980年代に、T細胞ががん細胞を攻撃する潜在力を持つことを初めて実証した。サデラン氏は現在のCAR-T療法の核心となる構造を設計し、治療の基盤を築いた。ジューン氏はCAR-T細胞の製造技術の標準を確立した他、臨床試験を主導し、世界初のCAR-T細胞療法の承認に貢献した。
発表記者会見に出席した台北医学大細胞治療・再生医学研究センターの何弘能主任は、CAR-Tの応用の範囲は拡大しているとし、3氏が構築したCAR-T療法の原理の今後の発展が非常に期待されると述べた。

