(宜蘭中央社)今月11日、台風26号の影響により鎮内の複数箇所で浸水被害が発生した北東部・宜蘭県蘇澳鎮公所(役場)は18日、姉妹都市の千葉県館山市と沖縄県石垣市からお見舞いのメッセージが届いたと明らかにした。李明哲鎮長は、「台湾有事は日本有事」、「友人は多ければ良いのではなく、苦しい時に寄り添ってくれることが大切だ」ということが示されたとして、感謝の意を表している。
鎮公所は、鎮内で約3200戸が被災したと見積もっている。
鎮公所によると、石垣市とは10月に災害対応協力協定を締結したばかり。中山義隆市長は書面で「台風被害の経験を有する地域として、貴鎮の皆様が直面されているご苦労を深く理解し、共感しております」とお見舞いの言葉を寄せたという。
また今月4日に姉妹都市を締結した館山市の森正一市長からも交流サイト(SNS)を通じて「台風被害がこれほど大きなものになったことに衝撃を受けています」、「これから義援金を募り、一日も早くお届けできるよう取り組んで参ります」とするメッセージが届いた。
鎮公所は中国語と日本語でフェイスブックを更新。中山市長と森市長からのメッセージに対し、「心温まる見舞いのお手紙をいただき、遠隔災害支援の可能性についても、積極的にご確認いただきました」、「蘇澳鎮が最も厳しい状況となる中、温かいご支援と励ましのお言葉は心より感謝申し上げます」(原文ママ)とつづっている。