(台北中央社)定例軍事演習の漢光42号は12、13両日、東部を管轄する第2作戦区と海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)が主要港の防衛や反封鎖護衛、戦略物資の受け渡し訓練を実施した。国防部(国防省)傘下の軍事新聞通信社などが伝えた。海軍と海巡署が合同で実動演習を行うのは初めて。海軍の揚陸艦を、重要物資を輸送する民間の貨物船に見立て、海巡署の巡視船4隻が護衛しながら、花蓮港(東部・花蓮県)や蘇澳港(北東部・宜蘭県)に入港し、軍民が連携した持久戦の実効性を検証した。
5日から行われている漢光演習は敵の前進を遅らせる縦深防御や持久戦の段階に進んだ。報道によれば、12日には、海軍と海巡署が連携し、重要物資を輸送する貨物船の入港を護衛する訓練を実施。13日には、物資の受け渡し作業を阻止しようとする敵の潜伏部隊に対して、守備部隊が迅速に主要港を防衛し、港の安全を確保しながら、受け渡しを円滑に進める環境を整える訓練を行ったという。
物資の受け渡し訓練では、港の荷役機能と民間から徴用したトレーラーを組み合わせて物資を輸送し、民間資源の統合や後方支援力を検証した。
第2作戦区は、今回の演習を通じて戦略物資の受け渡しと荷役などの作業手順を実際に検証したと説明。また軍民の輸送資源を統合して国軍内の連携と後方支援能力を強化し、戦時に物資を任務のニーズに応じて迅速に指定された地域へ運ぶ手段を確保し、部隊の作戦遂行力維持と地域をまたぐ増援の強靭性強化を図るとした。
海巡署は、訓練の中で海上のリアルタイム情報を正確に把握し、台湾海峡と地域の平和と安定を守る決意を示したと強調。中国の武力行使に至らないグレーゾーン作戦による嫌がらせが日増しに深刻化する中、海巡署は引き続き統合監視・偵察手段を活用して台湾周辺海域の情勢を綿密に把握するとともに、沿岸や海上での警戒態勢を厳格に整え、国軍と連携して国家の主権と海域の安全保障を確保するとした。