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台北駅商業エリアを全面改装 完了まで2年8カ月の見通し 業種の幅を拡大へ/台湾

2026/08/12 18:27
台鉄台北駅の商業エリアの全面リニューアルについて説明する新光三越の呉昕昌執行副総経理=8月11日、台北市
台鉄台北駅の商業エリアの全面リニューアルについて説明する新光三越の呉昕昌執行副総経理=8月11日、台北市

(台北中央社)百貨店大手、新光三越と台湾鉄路(台鉄)は11日、台鉄台北駅の商業エリアのROT(改修・運営・譲渡)事業の始動式を現地で開いた。新光三越の呉昕昌執行副総経理(副社長)は、全面リニューアルには2年8カ月かかる見通しだとし、区域ごとに工事を進め、工事期間中には少なくとも7割の営業を維持する考えを明らかにした。売り場については、飲食店の割合を従来より減らし、出店する業種の幅を広げる方針を示した。

新光三越は先月25日、台北駅の商業エリアの運営を開始した。これまではブリーズ(微風広場実業)が約20年にわたり運営してきたが、契約満了に伴う入札案件で、新光三越が事業者に選ばれた。契約期間は15年。商業エリアの延べ床面積は1階と2階、地下1階の約1万4000平方メートルに上る。

リニューアルは台北駅を「世界の窓」とすることを目標に、10億台湾元(約49億円)超を投じて行われる。

呉氏によれば、駅利用者のニーズを考慮し、駅コンコースの改装を実施。利用者を出迎える巨大スクリーンやシンボルとなる時報装置を設置する他、床の張り替えや照明の調整も行い、これまでと異なった雰囲気を演出する。旅客サービスでは、乗車情報や周辺地図、観光関連情報を提供する装置を配置する。若手芸術家の作品を展示するスペースも設け、育成を後押しする。

また、利用者の移動における利便性を向上させるため、地下1階と地上2階を結ぶエレベーターも新設する。現在は1階で乗り継ぐ必要があり、高齢者や大型スーツケースを持つ人に不便が生じていた。

売り場については、従来は飲食店が全体の9割を占めていたが、今後は7割以下に引き下げる。呉氏は、業種や取り扱う商品の幅を広げることで、利用者の多様なニーズに応えたいと話した。

台鉄の鄭光遠董事長(会長)は、リニューアル完了までの期間中、旅客サービスを中断せず、安全を確保することを前提として、台北駅が交通の要所から、国際的視野とローカルな特色を兼ね備えたライフスタイル体験の中心地に引き上げられることを願った。

(何秀玲/編集:名切千絵)

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