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豪労働党大会 中国外交官が台湾側関係者の退席要求

2026/07/24 13:23
豪労働党の党大会の様子(x.com/SenRaffCicconeから)
豪労働党の党大会の様子(x.com/SenRaffCicconeから)

(シドニー中央社)オーストラリアの与党・労働党が23日、南部・アデレードで開催した党大会で、中国の外交官が、駐オーストラリア代表処(大使館に相当)の関係者の退席を要求していたことが、現地メディアの報道で分かった。労働党側は同処関係者のオブザーバーとしての出席を認めたため、中国の外交官が会場を後にした。

オーストラリア放送協会(ABC)の報道によれば、中国の外交官は、台湾側関係者が出席しているのに不満を抱き、労働党のポール・エリクソン書記局長に対し、同処関係者の退席を要求した。一方、エリクソン氏は同処関係者の出席を認めたという。

複数の情報筋によると、中国の外交官は23日午前にエリクソン氏と面会し、その数時間後に会場を離れたと説明。午後も他国の外交官や各国政党の代表らと党大会を傍聴することはなかったという。

また、会場に居合わせた複数の外国外交官も、中国の外交官の行動は抗議のための退席だったと指摘。労働党関係者も、明確な抗議のメッセージだとの見方を示した。

両岸(台湾と中国)問題に詳しいタスマニア大学のマーク・ハリソン氏は、エリクソン氏の対応を評価。労働党は政党として「一つの中国」政策の制約を受けないと語った。

その上で、台湾とオーストラリアの間には貿易面で高い補完関係があり、労働党が代表処関係者をオブザーバーとして党大会への出席を認めたことは「極めて適切だ」と述べた。また、オーストラリア政府や関連機関は、中国の圧力に対して、明確な一線を引く重要性を理解すべきだと語った。

同処は24日、中央社の取材に対し、同処の関係者2人が党大会に出席したことを認めた。その上で、台湾とオーストラリアは民主主義の理念と価値を共有し、さまざまな分野で長年にわたり密接な関係を築いている協力パートナーだと強調した。一方、中国外交官の行動や労働党の対応などについては言及を避けた。

(丘徳真/編集:齊藤啓介)

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