(台北中央社)タイ・バンコクで開催中の「台湾ドキュメンタリー&映画祭」に、在タイ中華人民共和国大使館から文化部(文化省)のロゴを削除するよう圧力があったと22日付の現地英語メディアで報じられた。李遠(りえん)文化部長(文化省)は23日、文化には大きな力があるとし、「中国は台湾の文化の力を非常に恐れている」との認識を示した。
タイの英語メディア「Khaosod English」は映画祭主催者の話として、在タイ中国大使館の職員を名乗る人物から同映画祭に電話があり、宣伝用素材から文化部のロゴを削除するよう求められたと報じた。主催者はこの要求を拒否した。映画祭は文化部や駐タイ台北経済文化弁事処(大使館に相当)が共催している。
李氏は台北市内でこの日開幕した「2026漫画博覧会」に出席した際、報道陣の取材に応じた。タイの台湾映画祭に対する中国の圧力について、主催者が要求に応じなかったことに感謝した上で、この一件からも、全世界における台湾への圧力は「手段を選ばない」ことが見て取れると述べた。
また、中国が台湾文化を恐れる原因は理解に難くないと言及。上映される台湾のドキュメンタリーや劇映画、または世に出回っている漫画や絵本、文学などを通じて示される文化は、非常に自由で多様性に富み、中国では扱えない内容だとし、台湾との間には大きな隔たりがあると語った。