南部・高雄市で今月末までに開通を予定している九如橋をめぐり、橋の両側に設置された赤い欄干が日本の神社の「鳥居」を連想させるとして議論を呼んでいる。市は21日、デザインを見直し、欄干の色を白色に変更する方針を明らかにした。
同橋は1976年に建設され、鼓山区内惟地区と三民区中都地区を結ぶ重要な交通路。開通から40年以上が経過し、橋梁構造の老朽化への対応に加え、鉄道地下化後の都市空間の再編や交通網の改善を目的に整備が進められている。
完成を目前に、赤い欄干が連続して並ぶ姿が「千本鳥居」のようだと交流サイト(SNS)で批判を集めた。同市の張博洋市議(無所属)は、高雄の都市景観を損なうものだと批判し、「鳥居は神域と人間界を分ける結界だ。橋の上に何の神様がいるというのか」と指摘。「日本人観光客にどう説明すればよいのか」と疑問を投げかけた。
市政府工務局新建工程処(新工処)は欄干について「当初は一般的な設計で、高さや転落防止性能は基準を満たしている」と説明。周辺の橋との調和を考え、赤色と白色の配色を採用したとしている。
新工処によれば、市交通局が専門家や学識者を招いて確認した結果、一部の欄干を撤去して緑地帯に変更するとともに、橋上の欄干を白色に塗り替えることが決まり、現在、順次改修が進められている。