(新北中央社)北部・新北市の侯友宜(こうゆうぎ)市長は22日、建設予定の新北ドーム(新北大巨蛋)について、市南部・樹林区の「機五」エリアを建設地に決定したと発表した。収容人数5万人規模の多目的スタジアムを建設し、周辺地域を同市の「第4の都心」にする。2032年の着工を目指す。
市は新北ドームの建設を「新北2050発展ビジョン」の重要な一環と位置付けている。建設地の選定に当たっては、樹林機五エリアと市北部・淡水区の「淡海二期」エリアの2カ所が最終候補となっていたが、環境や交通、持続可能な発展の3要素を軸に比較評価し、26の評価指標中、18指標で優位とされた樹林機五エリアを選出した。審査には多分野の専門家23人が参加した。
樹林機五エリアは新荘区と板橋区に近接し、2030年には近隣に新北メトロ(MRT)土城樹林線LG18駅が完成する予定。同路線は台北メトロ中和新芦線や板南線、新北メトロ三鶯線、32年開業予定の桃園メトロブラウンラインと連絡する計画で、周辺県市からもアクセスできる。市スポーツ局の報告では、公共交通機関の利便性の高さや十分な周辺居住人口と潜在的消費力、市が開発の主導権を握れる点が同エリアの優位性として示された。
侯市長は、新北メトロ土城樹林線が新北ドームの完成前に開業する見通しであることや、周辺の台湾鉄路(台鉄)駅も来場者の帰宅の足としての役割を果たすことに言及。30分以内に5万人の退場を完了できる見込みだとし、「これが判断する上で非常に重要な鍵となった」と述べた。
開発面積は100ヘクタール余り。ドームの他、大型商業施設やホテル、レジャー施設なども併せて整備する計画。ドームの建設には少なくとも10ヘクタールを充てるという。