(台北、東京中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は9日、政治大学安倍晋三研究センターが東京都内で開いたフォーラムにビデオメッセージを寄せ、安倍晋三元首相は「広い見識を有する政治家で、台湾人が永遠に懐かしむ良き友人」だとたたえた。
頼総統は、安倍氏が唱えた「台湾有事は日本有事」との主張は、国際社会において台湾海峡の平和と安定への重視を喚起したと指摘。日本の誠実で固い友情を台湾に感じさせたとし、この温もりを台湾人は常に心に刻んでいると語った。
また、高市早苗首相が安倍氏の理念を継承し、国際社会の場で台湾海峡の平和と安定の重要性を繰り返し強調していることに謝意を表明した。昨年12月に台日間で締結した「台日デジタル貿易取り決め」にも触れ、各分野での台日連携が引き続き新たな一里塚を築き、共有する民主主義や自由の価値観を共に守るとともに、地域の平和や繁栄、発展をともに促進していけるよう期待を寄せた。
フォーラムは「安倍晋三と現代日本研究国際フォーラム」と題して初開催された。安倍氏の妻の昭恵さんや李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)らも出席した。
昭恵さんはこの日が39回目の結婚記念日に当たることを紹介。このような意義深い日にフォーラムが開催されることに感動していると述べた。安倍氏の逝去後、世界各地を訪れる中で、安倍氏がいかに国際社会から信頼され、期待されていたかを痛感したとし、今後も自分なりのやり方で、安倍氏が世界で成し遂げてきたことを伝えていきたいと語った。