(桃園空港、プラハ中央社)チェコのミロシュ・ビストルチル上院議長が1日早朝、台湾に到着した。4日までの滞在期間中、頼清徳(らいせいとく)総統や立法院(国会)の代表者、各部会(省庁)のトップらと会談する。政治、経済、文化など各分野での協力強化を図る。
ビストルチル氏の訪台は、2020年8月末以来、約6年ぶり。
チャイナエアライン(中華航空)のプラハ—台北直行便で午前5時過ぎに北部・桃園市の桃園国際空港に降り立ったビストルチル氏ら約40人の訪問団は、外交部(外務省)の呉志中(ごしちゅう)政務次長から国賓専用ゲートで出迎えを受けた。
ビストルチル氏は先月28日にチェコ国内で記者会見を開き、今回の訪台を発表。訪台は韓国瑜(かんこくゆ)立法院長(国会議長)の招きを受けたものだとし、頼総統や蕭美琴(しょうびきん)副総統の他、外交部、衛生福利部(保健省)、経済部(経済省)、国家発展委員会、国家科学・技術委員会のトップや、産業、学術、研究、文化の各分野の代表者、蔡英文(さいえいぶん)前総統とも面会すると説明した。
また、今年が、旧チェコスロバキアの1989年の無血革命「ビロード革命」を主導し、チェコの民主化の象徴でもあるバツラフ・ハベル初代大統領の生誕90周年に当たることを記念し、台北市の大安森林公園で開かれる「ハベルのベンチ」の除幕式に出席する。
ビストルチル氏は出発前に応じた中央社のインタビューに対し、「今回の訪台で最も重要な目的は、互いに支持することだ」とし、「チェコと台湾はともに自由で民主主義の国であり、自由民主主義国家は互いに支え合うべきだ。団結してこそ、さらに強くなれる」と訴えた。
ビストルチル氏は2020年の訪台時には、外国の議長として45年ぶりに立法院議場で演説した。ジョン・F・ケネディ米大統領(当時)が1963年に行った「私はベルリン市民だ」の発言になぞらえる形で「私は台湾市民だ」と述べ、大きな注目を集めた。