南部・嘉義県鹿草郷の池で17日、伝統的な地引き網漁のイベントが開かれた。参加者らが網を引き上げて取れた約100キロに達する魚や貝などは、全て無料で市民らに振る舞われた。
イベントには翁章梁(おうしょうりょう)嘉義県長も参加した。引き上げの際には、魚が飛び跳ねるたびに歓声が上がった。
鹿草郷の嚴珮瑜郷長は中央社の取材に、「天公堀」や「公堀」と呼ばれる「鹿草埤頭堀」は天然の池で、同地の歴史の記憶を今に伝えていると説明。地域住民の連携や、共有し支え合う精神が息づいているとし、イベントを通じて地域の伝統を受け継ぎ、より多くの人に鹿草の物語や地域の文化・風土を知ってもらいたいと語った。
翁県長は、かつての人々の暮らしは今ほど良くはなかったとしながらも、子供から高齢者まで一緒に地引き網を引き、収穫を分け合うことは楽しく、村民をより団結させたと強調。池は養殖の他、洪水の予防やかんがいの役目があるとして、保存する価値があると話した。
