北部・基隆市の寺院「大仏禅院」は1日、ドローンを初めて導入し境内に聳え立つ高さ22.5メートルの白い観音菩薩像を洗浄した。作業の安全性と環境への配慮を両立した取り組みだとしている。
大仏禅院は同市信義区の中正公園内にあり、1969年に建立された。白い観音像は基隆を代表するランドマークの一つとして知られる。
この日は観音菩薩が悟りを開いたとされる旧暦6月19日の「成道日」に当たり、同禅院はこれに合わせて、国家の安泰と国民の平安を祈願する法要を開催。その後、ドローンを活用して上空から放水し、観音像の汚れを洗い流した。
大仏禅院の黄丁風董事長(会長)は、雨が多い基隆では、像の表面に雨染みなどの汚れが付きやすく、これまでは足場を組んで、部分的な補修や塗装を行うにとどまっていたと説明。今年初めてドローンによる洗浄を導入し、高所作業のリスク低減につなげたと述べた。
法要に出席した同市の邱佩琳副市長は、伝統的な信仰と現代技術を融合させた取り組みだと述べ、地域のランドマーク資産の維持管理や作業安全面でも参考になるとの認識を示した。