中部・台中市でこのほど、絶滅危惧種の鳥類ヒガシメンフクロウの姿が約60年ぶりに確認された。農業部(農業省)林業・自然保育署台中分署が同市西部の大肚山台地や沿岸湿地周辺に設置した自動撮影カメラなどで生息を確認した。
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分署によると、2024年の調査で鳴き声が確認されたことを受け、今年は調査範囲を拡大。その結果、大肚山台地や沿岸部で姿や鳴き声が記録され、中部での分布域を示す新たな記録となった。
これまでは台南、嘉義、高雄、屏東など南部地域が主な生息地とされてきた。一方、1960年代には大肚山台地で繁殖が確認された記録があり、中部の環境が重要な生息地の一つだった可能性が指摘されている。
ヒガシメンフクロウは台湾で絶滅危惧種に指定されている野生動物で、台湾に生息するフクロウ類の中で唯一、草地に巣を作る種として知られる。主に低地の開けた草地に生息し、チガヤやススキなど背の高い草を利用して繁殖する。個体数は少なく、草の中に隠れて生活し警戒心が強いため、観察は難しい。
(蘇木春/編集:荘麗玲)