中部・雲林県斗南鎮で1日、日本のジャポニカ米を台湾の気候に適応するよう改良した「蓬莱米」の命名100年を記念した特別展が始まった。品種改良を経て台湾の主力品種となった蓬莱米の100年にわたる歩みを振り返るとともに、持続可能な農業の未来を展望する。
斗南鎮農会(農協)と環境にやさしい米作りの支援団体「台湾大米缸永続関懐協会」が共同で企画した。展示では蓬莱米が導入されたいきさつや品種改良、農業技術の進歩、米食文化の変遷、持続可能な農業への取り組みなどを紹介し、台湾の農業や食文化に果たしてきた役割を伝える。
また、同農会のブランド「斗南町」の歩みや斗南精米工場の誕生秘話、日本のコシヒカリを基に育成された「越光米」が代表商品となるまでのいきさつも展示している。
展示は8月31日まで。期間中は毎日午後にガイドツアーを実施する他、毎週金・土曜日には試食イベントを開催し、炊きたての白米の試食や、おいしいご飯の炊き方も紹介する。
蓬莱米は日本統治時代に日本のジャポニカ米を台湾の気候に適応するよう、台湾の在来種との交配・改良を重ねて開発された。1926年に「蓬莱米」と命名され、台湾各地に普及した。