(台北中央社)台湾プロ野球の中信ブラザーズは3日、本拠地、台中インターコンチネンタル球場(中部・台中市)で台鋼ホークスを2-0で破り、年間勝率1位が決まった。2日の味全ドラゴンズ戦で後期優勝を果たしており、これで年間王者を決める台湾シリーズへのチケットも手にした。
初回に2点を先制すると、最後までリードを守り抜いた。投げては先発のリーブラントら5投手が完封リレーを成し遂げた。最後に登板した李振昌(元西武)が1回無失点で初セーブを挙げた。
中信は昨年も年間勝率1位だった。台湾シリーズでは統一ライオンズを4勝1敗で下し、2年ぶり10回目の年間優勝を達成。試合後、平野恵一監督は「次は台湾シリーズです。しっかり調整して必ず一番を取ってみんなで喜びましょう」とスタンドのファンに連覇を誓った。
リーグの発表によると、この日は7846人が入場した。
一方、南部・嘉義市で行われた試合で、楽天モンキーズは統一に勝利し、年間勝率3位が確定。両チームは10日からのプレーオフで台湾シリーズ出場権を争う。プレーオフは5戦3勝制だが、前期優勝の統一には1勝のアドバンテージが与えられる。