(ロサンゼルス中央社)米大リーグのパドレスは9日(台湾時間10日)、18歳右腕の蘇嵐鴻(スー・ランホン)と契約したと発表した。
パドレスが台湾の選手と契約を結ぶのは、2016年の宋文華投手(現在は台湾プロ野球の味全ドラゴンズに所属)以来9年ぶり。
球団の公式サイトでは、本拠地ペトコパークで撮られたゼネラルマネジャー(GM)のプレラー氏、憧れのダルビッシュ有投手それぞれとのツーショットが公開されている。
日米の複数の球団が獲得に興味を示したと報じられていた。蘇はパドレスを選んだ理由としてチームの歴史やトレーニング環境、育成システムが印象的であること、交渉中に自分のポテンシャルを信じてくれていると感じたことなどを挙げた。
188センチ、70キロで強豪校、三民高(南部・高雄市)出身。先月沖縄で行われたU18(18歳以下)ワールドカップに台湾代表として出場。ダルビッシュと同じ背番号「11」を着け、同13日の日本戦を含め計5試合、7回1/3を投げて14個の三振を奪った。成績は2勝無敗、防御率1.91だった。