(高雄中央社)南部・高雄市の高雄港に入港した陽明海運のコンテナ船「環明輪」から大量のヘロインが見つかった。台湾高雄地方検察署(地検)は、密輸に関与した疑いがあるとして、同社の幹部1人の身柄を拘束し、取り調べを進めている。
これまでの調べによると、29日夜、高雄港に入港した環明輪の乗組員が、同乗している幹部が違法薬物の密輸に関与している疑いがあると察知し、身を守るため、保安職員に通報した。その後財政部(財務省)関務署高雄関の職員による立ち入り調査で、船倉内から大量のヘロインが見つかったという。幹部は警察と地検の取り調べを受けた。地検はこの幹部の拘束を請求し、裁判所がこれを認めた。
この件について高雄地検は、コメントを差し控えるとし、関連の資料も提供できないとした。高雄関も、詳細については公表できないとしている。
一方、陽明海運は31日までに声明を発表し、船員からの通報を受け、密輸の疑いがある物品について映像で記録し、差し押さえて保存するよう指示したと説明。海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)や法務部(法務省)調査局に通報した他、立ち入り調査にも全面的に協力したと明らかにした。
また取り調べを受けているのは乗組員1人だとし、その他の乗組員や船舶の運航に影響はないとした。