(台北中央社)経済部(経済省)は21日、米デトロイトで11~14日に開催された国際自律走行・無人システム展「エクスポネンシャル」に、台湾パビリオンが過去最大規模で出展したと発表した。メーカー35社の他、産官学研の関係者ら130人が参加したとし、潜在的な商機は13億台湾元(約66億円)に達すると見込んでいる。
サンダータイガー(雷虎科技、中部・台中市)は、米防衛システムから得た第1段階の成果として無人機1520機、約760万米ドル(約12億円)の受注に成功。米国で量産を開始する予定で、中国に依存しない供給網「非レッドサプライチェーン」の強化につながるとした。
経済部産業発展署の邱求慧署長はこの日開かれたメディアとの懇親会で、エクスポネンシャルでは無人機本体や主要部品を展示した他、米国や日本、韓国、トルコなど各国の企業と光学モジュールや赤外線カメラなどの分野で協力について協議が行われたと語った。
またサンダータイガーは、米国防総省が安全な無人機を認証する「ブルーUAS」で認められたメーカーとして、すでに米国の防衛サプライチェーンへの参入を果たしていると強調。今回の成果は、防衛応用市場へのさらなる進出に向けた大きな一歩になっただけでなく、台湾の無人機産業が技術力やサプライチェーン統合、国際展開の面で高い競争力と成長力を備えていることが示されたと述べた。
国内市場では、国防部(国防省)の需要に合わせ、実戦環境での検証や人材育成の支援を行っていると説明。2024年には国防部による総額68億8700万元(約347億6600万円)規模の商用規格軍用無人機6機種の調達案件を完了させたとし、これまでにメーカー4社が3000機以上を納入したと語った。
産業発展署は、今後も台湾の情報通信や精密機械、半導体産業などの強みを結び付け、重要な技術の国産化やサプライチェーン統合力を強化し、米国、欧州、日本などとの協力を深め、台湾業者の海外市場開拓を支援し、台湾を世界の非レッドサプライチェーンにおける重要なパートナーにする方針を示した。