(金門中央社)海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)金馬澎分署は21日、中国の海警局の船4隻と海事局の船1隻が同日午前に離島・金門の水域に進入したと発表した。法執行パトロールを口実にした嫌がらせで、実質的には武力攻撃に至らない形で台湾に圧力をかける「グレーゾーン作戦」だとした。
報道資料によると、金門を管轄する第12巡防区が同日午前8時過ぎ、海警船が集まっている状況を把握し、直ちに巡視艇を派遣。同9時ごろ、4隻が2隻ずつに分かれ、それぞれ料羅東方と烈嶼南方から、中国船が未許可で進入するのを禁じる「制限水域」に入ったのを確認した。
海巡署側は海警船1隻に対し巡視艇1隻の体制で監視し、航行方向を変えて離れるよう無線で要求した。海警船4隻は同11時3分までに制限水域を離れた。
また、海警船への対応中には、海事局の船が金門の水域に入った。巡視艇が直ちに退去するよう求め、海事局の船は最終的に同10時32分に水域外に出た。
海巡署は、中国側の行動は地域の平和と安定を破壊し、対外的に誤ったメッセージを発信していると指摘。わが国の主権を脅かそうとするいかなる行為に対しても決して譲歩しないとし、今後も最も断固とした立場と専門性をもって主権の防衛と海域の安全確保に努めるとした。