(台北中央社)イスラエルの調査会社スタートアップブリンクは19日、今年の世界のスタートアップエコシステム指数を発表した。台湾は前年の25位から順位を上げて20位となり、過去最高になった。国家発展委員会(国発委)は、台湾のスタートアップエコシステムの強い成長力と国際競争力が示され、世界のテクノロジー・イノベーション拠点としての存在感が際立ったとしている。
同指数は世界120カ国・地域のスタートアップエコシステムを複数の指標に基づいて評価し、格付けた。台湾が世界トップ20入りするのは初めてで、トップ20の中では成長率が最も高かった。
国発委は報告書の内容について、国家スタートアップブランド「スタートアップアイランド台湾」など、台湾が近年積極的に推進するさまざまな国際化起業・イノベーション政策で拠点整備や人材誘致に取り組み、スタートアップエコシステムの構築で台湾の世界的な知名度を効果的に高めていることに触れているとした。
また台湾はハードウエア・IoT(モノのインターネット)分野で世界7位になったとし、半導体や関連産業で強固な基盤を持つことに加え、人工知能(AI)新十大建設の推進により、技術人材やサプライチェーン(供給網)、産業クラスター面で包括的な支援を行っていることが示されたとした。
さらに、地域レベルでの成果も注目されたとし、今年は台湾の3地域が世界1500超の地域の中で上位4分の1入りしたと説明。台北ハイテクベルトとされる北部の台北、桃園、新竹、中部の苗栗地域は世界39位となり、過去最高を記録したのに加え、南部の台南、高雄地域も前年の451位から194位に上昇し、地方のイノベーション力が高まり、多元的な発展構造が形成されつつあることが示されたという。
今回の結果について国発委は、政府と産業界、スタートアップコミュニティーが共同で推進してきた成果だと強調。台湾はハードウエア分野での優位性と高度な研究開発力を有しており、今後もスタートアップに対して充実した起業・イノベーション資源を提供し、国際市場開拓を後押しする方針。競争が激しい市場でも成長と優位性を確保し、台湾をアジアで最も影響力のある拠点にしたいとしている。