2021年に廃刊した民主派香港紙、蘋果日報(リンゴ日報)の紙面などを紹介する特別展が19日、台北市の新富町文化市場で始まった。7月15日まで開催される。イベントを主催した台湾在住香港人団体「追光者」の創設者の一人、李家聡さんは、より多くの人に同紙のさまざまな側面を見てもらいたいと語った。
同紙は黎智英氏が1995年に創刊した。会場では紙面を通じて香港の政治や社会、文化の重要な出来事を映し出すとともに、同紙が歴史をどのように記録し、解釈してきたかを紹介している。
李さんは、同紙は政治と大きな関係があったとしながらも、香港の娯楽や文化、映画、飲食とも深い結び付きがあり、それらは政治とは無関係だったと指摘。香港社会とも深い絆と感情で結ばれ、準備段階には多くの香港人から応援を受けたと語った。
会場で展示された紙面には、個人が所有していたものもあるが、会期終了後には政府系研究機関、中央研究院に寄贈する予定だという。
同紙の元記者で、追光者の創設者の一人、梁嘉麗さんは、廃刊後の香港メディアの状況や社会の変化、同紙の26年の歴史を振り返ってほしいと語った。


