(台北中央社)無人機による非対称戦力の強化を図るため、陸軍は今年4月、台湾本島にある三つの作戦区に無人機大隊を新設した。消息筋は18日、近く離島にも無人機大隊が新設される計画があることを明らかにした。専門家は、遠距離での偵察や監視、視程外攻撃の能力を発揮し、台湾本島や離島の既存駐留部隊と連携することで、防衛力や上陸阻止能力を大幅に強化できるとの見方を示している。
無人機は国軍が非対称戦力を構築する上で重要な要素となっている。陸軍は昨年1月、無人機の訓練センターを設置し、同4月にはこれを教育・訓練機関である無人システム訓練指揮部に昇格させた。
また今年4月には各エリアの任務特性や戦術運用などに基づき、台湾本島の第3作戦区(北部)、第5作戦区(中部)、第4作戦区(南部)に無人機大隊を新設した。
消息筋によると、離島での無人機大隊新設で、早期警戒範囲を前方へ拡大できる他、戦時には近距離で封鎖突破作戦の実施が可能になり、対艦ミサイルと連携して敵を攻撃する「キルチェーン」が構築できるとした。
国防部(国防省)のシンクタンク、国防安全研究院の蘇紫雲国防戦略・資源研究所長は訓練指揮部について、米軍が設置した無人機学校と歩調を合わせるものだとし、陸軍が現代的な軍事改革を進めていることを示していると強調。離島での無人機大隊新設は、重要な戦略的意義があると語った。