(台北中央社)北部・桃園国際空港で建設中の第3ターミナル(T3)が来年末、竣工の見通しだ。陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は16日、現地を訪れ、工事の進捗(しんちょく)状況を視察。T3は台湾の未来を支え、航空業の発展における鍵となるとの認識を示した。
T3は2017年に着工、昨年12月に北側コンコースの供用が開始された。今年4月にはターミナルビルの主要構造部が完成し、下半期は内装作業が進められる。
T3の延べ床面積は約58万平方メートル。セルフチェックインカウンターが搭乗手続きカウンター全体の約5割を占め、搭乗ゲートは21カ所設置される。完成すれば年間延べ4500万人の利用客に対応できるとされており、第1ターミナルと第2ターミナルを合わせた延べ3700万人を上回る規模となる。
陳氏はT3が、1970年代に台湾で進められた大規模なインフラ整備計画「十大建設」以来、単一の公共建築としては最大規模の建築物となると指摘。桃園国際空港の年間の利用者数は今年、延べ5000万人を超える見通しで、貨物の取り扱いも急成長していることから、T3が国家の未来と航空業の発展において非常に重要な役割を果たすと語った。
T3の総工費は約1284億台湾元(約6400億円)。ターミナルビルの設計は英国の建築家、故リチャード・ロジャースさんのチームが手掛けた。台湾の山脈と海からインスピレーションを得たデザインで、面積10万平方メートルに及ぶ大きく波打つ形状の天井には、雲をイメージした装飾が約14万個取り付けられる。
陳氏は、来年末に完成した際には、刷新された空港の姿を国民と利用客に披露できると期待を寄せた。

