(台北中央社)2025年に警察機関が受理したストーカー事案は2954件に達し、前年より146件増加したことが、内政部(内務省)の統計で分かった。加害者は約8割が男性だった。
台湾では22年6月にストーカー規制法に相当する「跟蹤騷擾防制法」が施行された。繰り返し付きまとう行為を犯罪と見なし、書面警告の発出や保護命令の発令、予防的拘束などの措置でストーカー行為の防止に取り組んでいる。
25年の受理件数のうち、書面警告の発出率は59.5%、保護命令の発令率は72.6%だった。また、予防的拘束の認定率は51.6%で過去3年間で最多となった。一般的なストーカー事案は1995件、家庭内事案は959件で、過去3年間では一般的なストーカー事案が増加傾向にある一方、家庭内事案は減少傾向にあることが分かった。
被害者のうち、最多は21~50歳(81%)。女性が2564人(86.8%)、男性が390人(13.2%)だった。前年と比べ、女性は136人、男性は10人増えた。
加害者のうち、男性は2347人(79.5%)だった。前年と比べ、男性は66人、女性は26人増えた。年齢別では31~40歳が最も多い22.3%、41~50歳と21~30歳はいずれも19.9%だった。
内政部は、女性や子供の身の安全を守るため、警政署(警察庁)が関連事案の電子データベースを新設し、事案の経過を一元的に管理している他、現場の警察官がストーカー関連事案に適切に対応できるよう、中央と地方に緊急対応チームを設置していると説明。今後も警察機関は事案処理の質の向上を図るとともに、関係機関や民間団体と緊密に協力し、ストーカー行為の効果的な予防と取り締まりに取り組むとした。