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台湾あれこれ/唐奨法治賞に法学者のブルース・アッカーマン氏 民主憲政研究への貢献を評価/台湾

2026/06/18 17:11
唐奨法治賞を受賞した法学者のブルース・アッカーマン米エール大教授=中央社記者、林宏翰撮影
唐奨法治賞を受賞した法学者のブルース・アッカーマン米エール大教授=中央社記者、林宏翰撮影

東洋のノーベル賞を目指す「唐奨」の運営団体、唐奨教育基金会は18日、第7回法治賞を法学者のブルース・アッカーマン米エール大教授に授与すると発表した。選考委員会は、アッカーマン氏の卓越した知的リーダーシップを称えるものであり、憲法制定や司法審査、民主的憲法政治の基盤となる制度に対し斬新な理念を提示しただけでなく、現代の共和国が危機に直面する中で、法の支配を守るための理論的・実践的な道筋を示したと選考理由を説明した。

アッカーマン氏は1943年生まれ。米ニューヨーク・ブロンクス地区で育ち、エール大ロースクール卒業後は、連邦控訴裁判所の判事書記官や連邦最高裁判所の陪席判事書記官を務めた。

アッカーマン氏はビデオメッセージを通じて、「この上ない栄誉だ」と受賞を喜んだ。その上で、トランプ米大統領が第2次世界大戦後に米国が築いた国際ルールを解体しようとしていると指摘し、「250年の歴史を持つ米国の民主主義が、今日ほど危機に瀕したことはない」と主張。民主主義を真に重視する人々は、多くの問題で意見が異なろうとも、立ち上がって「ノー」という責任があると訴えた。

またエール大の研究室で中央社の取材に応じたアッカーマン氏は台湾について、第2次世界大戦後に米国主導で築かれた国際秩序が揺らぐ中、台湾は安全保障や民主主義の将来を米国に委ねることはできなくなったと強調。規模の小さな民主主義国家はより積極的に周辺の民主主義の力とつながり、新たな国際情勢の中で互いを支え合う方法を考えるべきだと語った。

また日本やインドなどアジアの民主主義の力の重要性に触れ、台湾の民主主義の将来は台湾だけの問題ではなく、アジアの民主主義国家が強権主義の競争の中でどれだけ強固な協力関係が築けるかが試されていると述べた。

(謝君臨、林宏翰/編集:齊藤啓介)

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