都市の魅力向上と観光振興を図ろうと、東部・花蓮市公所(役所)は屋外型の裸眼3Dビジョンを設置した。15日には試験映像が公開され、多くの市民が足を止めて見入った。立体映像によってラグドール猫やゾウガメが画面から飛び出すように表示され、正式稼働への期待を高めている。
魏嘉彦(ぎかげん)花蓮市長は、近年、裸眼3D技術が世界各地でシティープロモーションの重要な手法となっていると指摘。同市としても先進的なデジタル技術を通じて、観光や芸術展示、市政広報などの機能を備えた新たな公共空間を目指す考えを示した。
今回の3Dビジョンでは、ラグドール猫やゾウガメを主人公に据え、市役所の執務環境を取り入れたユーモアあふれるストーリーを展開。現実と仮想空間を行き来するような没入感のある映像体験を演出している。
市建設課の徐国城課長によれば、今回の試験では最適な視聴角度や解像度、映像の滑らかさ、全体の立体効果などを検証した。今後は音響や演出の調整を行い、正式運用に向けた準備を進める。
正式稼働後は、オリジナルの3D映像上映の他、市政情報の発信や観光PR、祝日や伝統行事の演出などを担う見通し。市は、裸眼3Dビジョンが夜間の新たな観光スポットとなり、地域活性化につながることを期待している。
