(台北中央社)不動産業界の国際組織、世界不動産連盟(FIABCI)が主催する「世界優秀不動産賞」で、農業部(農業省)林業・自然保育署が日本統治時代の旧宿舎群を修復・再利用した複合施設「0km山物所」が文化財部門の金賞を受賞した。同署が18日、報道資料で発表した。
同賞は優れた不動産開発プロジェクトを表彰するもので、開催は35回目。計13の部門でそれぞれ金賞と銀賞が選ばれた。授賞式は11日にオーストリア・ウィーンで開かれた。
「0km山物所」は台北市大安区にある台湾総督府山林課宿舎群を再利用したもので、同宿舎群は2006年に台北市の歴史建築に登録された。同署は8年かけて修復と活性化を行い、24年3月に外部に運営を委託。現名称が付けられた。農業部林業試験所と連携し、台湾固有種や絶滅危惧植物の栽培に取り組む他、山林関連の物品販売、飲食の提供、展覧会などを行い、都市の中で台湾の森林文化と自然資源を改めて知ることができる施設となっている。
台湾からはこの他、太平区育賢二期社会住宅(中部・台中市)が手頃な価格の住宅部門で、大湳森林公園(北部・桃園市)が環境部門で、新店宝高スマート産業園区(北部・新北市)が公共インフラ・施設部門でそれぞれ金賞に輝いた。