(東京中央社)出版大手KADOKAWA主催の国際漫画コンテスト「KADOKAWA WORLD MANGA CONTEST」の受賞作が5月末に発表され、台湾の漫画家による3作品が入賞した。せりふなどの文字がない「ワードレス漫画部門」では金賞と銅賞(各1作品)に台湾の作品が選ばれた。
同部門とせりふありの「漫画部門」と合わせて、118の国・地域から1959作品の応募があった。
ワードレス部門の金賞に輝いたのは、Eli Linさんの「Cells Within the Body.」。審査に当たったKADOKAWAの編集部は、公式サイトで「誰も見たことがない画面を作り出そうとする攻めのアイデア力に、アイデアを提示するだけで終わらせず見事な答えを最後に用意する、高い構成力も兼ねそろえている」とコメントした。また「漫画はせりふでなく『絵で伝える力』が大切だと改めて確信できる」作品だったと評価した。
銅賞にはMurJiさんの「ひとくじ」、努力賞(全5作品)にはJASONZさんの「JOHNNY B. GOOD IS GONNA BE GOOD」が選ばれた。
受賞者には連載に向けたサポートが行われる他、金賞には1万米ドル(約160万円)、銅賞には3000ドル(約48万円)、努力賞には300ドル(約5万円)の賞金が贈られる。
金賞から銅賞までの受賞作は、同社が運営する漫画ポータルサイト「カドコミ」で無料公開されている。
台北駐日経済文化代表処(大使館に相当)台湾文化センターは、台湾の漫画が近年、世界で注目を集めており、日本や他の国の漫画賞で高い評価を受けているだけでなく、海外での出版やライセンス契約なども相次いで決まっていると言及。今後も漫画分野での台日の交流や協力を深め、日本市場における台湾漫画の知名度を高めていきたいとした。
