6日の中秋節(中秋の名月)と中華民国国慶日(国家の日、10月10日)を祝おうと、イタリア首都のローマで現地時間5日、ブンタン(文旦)の皮むき大会がが行われた。会場では、むいた皮を帽子のようにかぶるイタリア人の子どもたちの姿が見られ、みんなユニークな形でブンタンを楽しんだ。
イベントはローマ在住の台湾人団体「ローマ台湾同郷会」が主催。台湾人同士の交流に加え、台湾の文化や習慣を外国人に紹介するのが目的。駐イタリア代表をはじめ、台湾人華僑やイタリア人の来賓など、約100人近くが出席した。
皮むき大会は子どもを対象に実施され、参加を申し込んだイタリア人の子どもも複数いた。台湾では「ブンタン帽子」は普通だが、イタリアの子どもにとっては初めての体験で興味津々の様子を見せた。また、その親たちはブンタン帽子を被っている子どもたちのかわいい様子にしきりにシャッターを切っていた。
国慶日が近づいたこともあり、会場の天井には多くの青天白日満地紅旗が飾られた。