(高雄中央社)南部・高雄市政府衛生局は1日、スーパー大手、PXマート(全聯福利中心)で販売された冷凍ティラピアの切り身「台湾鯛魚排(大)」から動物用抗菌薬「エンロフロキサシン」が検出されたと発表した。市内の各店舗ですでに4080袋が販売されており、市衛生局は同社に販売停止と回収を求めた。
10月に行った抜き取り検査でエンロフロキサシン0.028ppmが検出された。エンロフロキサシンは食品からの検出が認められていない。
調査によると、高雄市内の各店舗には計4488袋が入荷され、4080袋がすでに販売されていた。残る408袋は陳列棚から撤去された。商品は中部・雲林県で生産されたため、市衛生局は所轄の衛生局に検査を求めたとしている。
回収対象は期限が2027年9月16日までの商品。PXマートでは返品や交換、返金を受け付けている。