南部・台南市東区で8日午後、76歳の女性が運転している自動車がオートバイや自転車に次々に衝突する事故があった。自転車に乗っていた70代の男性が搬送先で死亡が確認された他、オートバイを運転していた男性と女性各1人が軽傷を負った。
警察や消防の調べでは、自動車が交差点に接近したところで何らかの原因で制御を失い、前方で停止していた2台のバイクと横断中の自転車にぶつかった。その後、路肩に止まっていた複数のバイクに衝突して止まった。
台湾では高齢者ドライバーが絡む事故が相次いでいる。先月19日に北部・新北市三峡区で15人が死傷した事故の加害車両の運転手は78歳だった。これを受け陳世凱(ちんせいがい)交通部長(交通相)は同20日、高齢者の運転免許更新の厳格化など三つの改革を進める方針を示した。