(台北中央社)南部・高雄空港で昨年12月、東京(成田)行きの航空便を利用する予定だった乗客が、誤って大阪(関西)行きの航空機に乗り込むトラブルがあった。交通部(交通省)民用航空局(民航局)は23日、保安管理規則に違反したとして、運航会社の格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾(台湾虎航)に15万台湾元(約75万円)の過料を科し、再発防止策の提出を求めたと明らかにした。
当該の乗客が大阪行きの便に乗る際、係員が異常に気付かなかったとみられ、その後の確認作業で間違いが発覚した。同社はこの乗客を降機させるとともに、自主的に民航局へ報告した。
民航局は、搭乗口の係員が乗客の身分確認を徹底せず、乗客を間違った航空機に乗せたことは保安管理に関する規則に違反すると指摘。民用航空法に基づき、同社に15万元の過料を科したとした。またトラブルの検証と再発防止策の提出を求めたという。
同社を巡っては、同年8月にも台北(桃園)発札幌(千歳)行きの便で、巡航中に航空管制の指示に従わず、高度を逸脱したことが確認された。民航局は同社に警告処分を下すとともに、業務改善を命じた他、操縦士の管制指示の順守徹底や乗務員のルール徹底と安全運航のためにリソースを有効かつ効果的に活用する「クルー・リソース・マネジメント」の強化を求めた。
これに対し同社は、主務機関の処分を真摯(しんし)に受け止めるとし、すでに関連の改善措置を完了したと説明。今後も引き続き飛行の安全を第一とする基準を堅持し、乗客が安心できるサービスを提供するとした。