(台北中央社)6日深夜から7日早朝にかけて台湾に上陸した台風4号の影響で、7日正午現在も各地で交通機関の乱れが続いている。
台湾高速鉄道(高鉄)は中部以南の線路上で飛来物が確認された影響などで、台中(中部・台中市)─新左営(南部・高雄市)で7日始発から運転を見合わせていたが、午前9時40分に運転を再開した。通常ダイヤを変更し、全席自由席(ビジネス車両を除く)の各駅停車を全区間で毎時3本運行している。
台湾鉄路(台鉄)は基隆(北部・基隆市)─潮州(南部・屏東県)間を走る西部幹線の座席指定列車や、斗六(中部・雲林県)─台南(南部・台南市)間の全列車、複数の支線で運転を見合わせていたが、正午以降は一部の観光列車を除いて順次通常運行に戻すとしている。
台北、新北、台中各市のメトロ(MRT)とライトレール(LRT)は正午現在、通常通り運行している。高雄メトロは本数を減らして運行している。高雄ライトレールは午後2時に本数を減らして運転を再開する。
空の便は、マンダリン(華信)航空が7日午前の国内線全便を欠航とした他、ユニー(立栄)航空も多くの国内路線で午前の運航を取りやめた。その他の航空会社の両岸線(台湾─中国)や国際線も一部で欠航や遅延などが生じている。