台湾マクドナルドは7月から、ビッグマックやフィレオフィッシュ、チキンマックナゲット、アップルパイなどの提供時に使っていた紙容器を廃止し、包装紙に切り替えたと発表した。ポリエチレンの薄い膜を貼ったラミネート紙の使用も取りやめた。ごみの削減による環境配慮の一環だとしている。
同社では約3年間にわたって新しい包装紙の研究開発と試験を進めていた。昨年10月から一部店舗で試験的に紙容器の使用を取りやめていた。新しい包装紙にはでんぷんやシリコーン系の素材が使われている。
紙容器の廃止で年間約1万本の樹木伐採を防げる他、ラミネート紙の廃止で年間約86トンのポリエチレンごみが削減できるとしている。