(東京中央社)李逸洋(りいつよう)駐日代表(大使に相当)は12日、在日華僑団体「日本中華聯合総会」が東京都内で開催した懇親大会に出席した。台湾と日本は安全保障分野での協力を強化すべきで、中国が軍事力や威圧的手段によって現状を一方的に変えるのを許してはならないと強調した。
同会は日本で最大の華僑団体で、今年で創立80年を迎えた。
李氏はあいさつで、台湾の民主化の歩みは中国による脅威の中でも進み続けており、在外華僑や華僑団体による政府に対する固い支持こそが、台湾が前進し続ける最大の原動力になっていると言及。在日台湾人に対し、台湾が国際社会で直面している困難な状況を日本の友人に説明し、台湾に友好的な力を得るよう期待を寄せた。
また、中国海軍の空母「遼寧」と「山東」が6月に日本の排他的経済水域(EEZ)に進入したことなどに触れ、安全保障分野での協力強化の必要性を訴えた。