抗日戦争勝利80周年を記念した写真展が6月27日、台北市の「孫立人将軍官邸」で始まった。太平洋戦争中にビルマ(現ミャンマー)で旧日本軍と戦った中国の新編第1軍の活動を記録した104点が展示されている。
会場となる和洋折衷の建物は、建築家・森山松之助が設計を担当し日本統治時代の1909(明治42)年に建てられた。戦時中は台湾軍司令官の官邸、戦後は新編第1軍を率いた孫立人の住所、55年の孫の失脚後は陸軍クラブとして使われた。2004年に市の古跡に登録され、16年以降は民間団体が国防部(国防省)の委託を受けて運営する飲食店兼書店となっている。
8月13日までの月曜~金曜午前11時半から午後9時。入場無料。