(台北中央社)農業部(農業省)は13日、台風4号による農林畜水産被害額が同日午後5時現在、推計で25億6548万台湾元(約129億円)に上ったと発表した。県市別では南部・台南市の推計被害額が9億元(約45億円)を超え、最大となっている。
台風4号は6日夜から7日朝にかけて台湾西部を直撃。南部・嘉義や台南市を中心に被害を出した。
県市別の推計被害額は台南市が9億3137万元(約47億円)、嘉義市が7億491万元(約36億円)、雲林県が4億2100万元(約21億円)など。
産業別では農業被害が推計で17億7276万元(約89億円)に達した。被害が最も大きかったのはバナナで、ブンタン、グアバ、タケノコ、オレンジも被害を受けた。
畜産は3463万元(約1億7400万円)、水産は2億5151万元(約13億円)、林業は5338万元(約2億7000万円)の被害が出た。また、民間施設の推計被害額は4億5320万元(約23億円)に上った。
(編集:名切千絵)