ボランティアとして台湾の子どもたちに英語を教えることを目的とした「2025海外青年英語サービスキャンプ」の参加者に対する英語教育の訓練が11日、終了した。訓練を受けた人たちは今後、台湾各地の小中学校68校に派遣され、2週間にわたる英語教育やサービスを展開する。
同キャンプは華僑関連業務を担当する僑務委員会や教育部(教育省)国民・学前教育署、客家委員会などが共同で開催。今年で20回目を迎えた。対象は海外在住の中華民国籍の青年や欧米で台湾華語(中国語)を学ぶ青年たちで、今年は世界22カ国に住む415人が参加した。
あいさつに立った僑務委員会の徐佳青(じょかせい)委員長(閣僚)は、青年ボランティアたちに対し、子どもたちが異なる世界について勉強し視野を広くもてるよう、創造性を発揮してほしいと述べた他、サービスを通じて台湾のグルメや美しい景色、台湾人の温かい一面を存分に感じてもらえればと期待を寄せた。