(台北中央社)トランプ米大統領が各国に対する新たな関税率を相次いで発表する中、行政院(内閣)は12日、台米の交渉は継続中で、対面での交渉の次回日程が暫定的に決まっていると発表した。鄭麗君(ていれいくん)行政院副院長(副首相)は、新たな関税が発動する8月1日までに交渉を完了させるよう尽力するとしている。
鄭氏は報道資料を通じ、台米がこれまでに対面で3回、リモートで6回の交渉や協議を行ってきたと説明。現時点を「野球で言えば最終回に突入したような重要な段階だ」とし、台湾は今後も国や産業の利益、国民の健康、食料の安全を守るという原則の下で、双方のバランスが取れた貿易を促進するなどして経済・貿易体制を改善し、将来のより強固なパートナー関係の構築を目指すと強調した。