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東隆宮で王船の開眼式 伝統行事「迎王平安祭典」の本格始動を象徴/台湾・屏東

2026/07/10 14:05
王船の船体の要所に朱砂を入れる人たち=2026年7月8日、中央社記者黄郁菁撮影
王船の船体の要所に朱砂を入れる人たち=2026年7月8日、中央社記者黄郁菁撮影

南部・屏東県の東港東隆宮で8日、3年に一度催される伝統宗教行事「屏東東港迎王平安祭典」で使用される祭具「王船」の開眼式が執り行われた。王船は木造で、約1年をかけて建造と彩色が施された。災厄払いや厄除けを願う意味が込められており、来年開催される式典で神を送り返す儀式として焼却される。

東隆宮にはこの日、朝から多くの信者や写真愛好家が詰めかけた。朝日に照らされた色鮮やかな王船は訪れた人々を魅了し、多くの人々がその姿を写真に収めた。開眼式では、参列者が古式にのっとり、平安や厄除け、加護を願う朱砂を王船の竜の目や船体の要所に入れた。

同県の周春米県長はあいさつで、同祭典は東港を代表する宗教文化行事であり、地域にとって最も重要な信仰行事の一つだと言及。「王船への開眼は神聖な使命を授けるだけでなく、祭典の本格始動を意味する」と強調した。

王船は全長約14メートル、建造費は約1380万台湾元(約7000万円)。地元の造船職人や地域ボランティアなど計76人が無償で建造に携わった。儀式後には、豊漁や五穀豊穣、福を象徴する縁起物の菓子や餅が来場者に振る舞われた。

屏東東港迎王平安祭典は旧暦9月に8日間にわたって開催され、神を迎え入れる「請王」やみこしが町を練り歩く「迎王」などの儀式が行われる。神が乗る王船を燃やす儀式は最終日に営まれ、船が盛大に燃え上がる様子を一目見ようと、毎回大勢の見物客が集まる。

(黄郁菁/編集:荘麗玲)

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開眼式の後に、豊漁や五穀豊穣、福を象徴する縁起物の菓子や餅が来場者に振る舞われた=2026年7月8日、中央社記者黄郁菁撮影
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