(高雄中央社)高雄市政府観光局の高閔琳局長は21日までに、大阪などを訪問するため、観光業や宿泊業などの関係者約60人からなる訪問団を率い、日本に向けて出発した。22日には大阪で市の観光PRイベントを行い、観光分野での市の認知度向上を図る。
高氏は、昨年台湾を訪問した日本人延べ約132万人のうち、約21万人が高雄に宿泊したと紹介。前年より31%伸びたものの、新型コロナウイルス感染症が流行する前の6割にとどまっていることから、まだ成長する余地があるとの考えを示した。
また、日本人に海外旅行を促す際、初めて海外に渡航する若者などに旅行先として同市を選んでもらえるようにすることが鍵になるとし、イベントでは若者との距離短縮を狙い、市の豊富なグルメや文化、芸術、自然景観などを強調すると説明した。
一行は滞在中、台北駐大阪経済文化弁事処(総領事館に相当)や大阪観光局、日本旅行業協会(JATA)、現地の航空業者、旅行会社などへの訪問を予定している。