(新北中央社)台湾プロ野球、楽天モンキーズは15日、1軍ヘッドコーチの曽豪駒氏を監督に起用すると発表した。曽氏は2020~23年シーズンにも監督を務めており、3季ぶりの再任となる。
今季の台湾シリーズで優勝を果たした楽天。2季にわたってチームを率いた古久保健二前監督の退任が11月に入って発表され、後任人事に注目が集まっていた。
曽氏は中部・台中市出身の46歳。現役時代から現在に至るまで、楽天や前身球団一筋で来季23年目を迎える。昨年のプレミア12では代表監督を務め、チームを初の世界一に導いた。来年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも指揮官を務める。
球団の森井誠之代理執行長(CEO)は報道資料を通じ、台湾や日本の優秀な人材を対象に検討を重ねた結果、曽氏が最も適任だと確信したと言及。チームを最も理解しており、卓越したリーダーシップでチームを連覇に導いてくれるのを信じていると語った。
曽氏は球団からの信頼と評価に感謝するとコメント。来季、再び最高の成績を収められるよう全力を尽くし、ファンの期待に応えたいと意気込んだ。
また、10~13年途中に横浜DeNAベイスターズ(11年までは横浜ベイスターズ)でプレーした王溢正氏の2軍投手コーチ就任も併せて発表された。