(嘉義中央社)日本統治時代に活躍した台湾人画家、陳澄波が1947年の「2・28事件」の一連の過程で公開処刑されてから79年となった25日、事件の追悼会が南部・嘉義市の台湾鉄路(台鉄)嘉義駅前広場で行われた。参加した学生は、社会が調和と共生に向かっていくよう願った。
国民党政権が市民を弾圧した1947年の2・28事件発生後の3月18日から25日にかけて、嘉義市のエリート十数人が当局に拘束され、見せしめとして嘉義駅前で公開射殺された。陳は同25日、医師の潘木枝らと共に処刑された。
追悼会は複数の市民団体が共同で開催した。主催団体の一つ、中正大学学生会の顔睿甫さんと張郁萱さんは、戒厳令下の1980年に起きた未解決事件を題材に製作された台湾映画が物議を醸し、台湾史の学び直しへの関心が高まっていることに触れ、この流れは現代の若者の「ルーツ」や「真相」への渇望を反映していると指摘した。また、この場に集ったのは、忘れ去られた荒野に理解と対話の種をまき、社会が共に良くなり、調和と共生に向かっていくためだと語った。
嘉義市桃山人文館の林瑞霞館長は、2・28事件の本質は市民に対する権威主義統治者の圧迫だとし、毎年の追悼は事件の再発を防ぎ、台湾人に中国共産党への警戒心を持たせるためだと訴えた。